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恥ずかしい話であるが、彼らが結成されてからもう20年近く経っていることを最近知った。初めて知ったのが前作くらいからだったので。R.E.Mとさほど変わらないキャリアなのですね。Yo
La
Tengoは僕の中のイメージでは、ローファイながら「絶対ビーチボーイズ好きだ」と思わせる繊細なメロディーの展開が特徴的だ、という風に押さえていたのだが、今作はそのメロディーの力強さとわかりやすさがアップしている。ポップさが増した感じではあるが、Yo
La Tengoの透徹とした世界観は失われていない。つまりは「わかりやすく」て「すばらしい」。 「Beach Party Tonight」から「Little Eyes」への流れが最高である。一気に解放されていくたおやかなメロディー。その後も病みつきになるような心地よいリフレインを持った曲が続く。「捨て曲ナシの会」へ久々の加入者。まだまだ過小評価されているような気がしてならないのが歯がゆい。傑作です。 おすすめ度★★★★★(02.5.7) |
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オーストラリアのバンド。なんでこれを買ったかというと、良くあるじゃないですか、CDの隅に貼ってあるPR文。「オアシスのギャラがー兄弟が大絶賛!!ツアーで前座に抜擢!!」それ見て買ってしまったのです。冷静に考えれば、かなりさむい。今時こんな文句で買うやついるかぁ、自分につっこみ入れたくもなりましたが、その時ちょっと懐が暖かかったんですね。というわけで聴いてみたのですが、ストレートなロックンロール。小細工もギミックもなし。メロディーもまずまず。まぁ、悪くはありません。しかし、これをギャラがー兄弟が絶賛するとも思えない。だって、なんのヒネリもない。もっと「The
Whoっぽいのかな」と思ったのですが、期待は見事に裏切られました。 ただ、一つ思ったのは、むしろオアシスにこそ思い切ってこういうストレートなものをやってもらいたいということ。あんまり小難しく考えないで、ファッキン・ロールを聴かせてほしい。待っているぞニューアルバム。 おすすめ度★★(02/3/11) |